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太陽光発電所のケーブル盗難対策|人感センサー付き回転灯の選び方と設置の注意点

太陽光発電所では、銅を導体に使用したケーブルが切断され、持ち去られる被害が発生しています。こうした「ケーブル盗難」や「銅線盗難」への対策として、「人感センサー付き回転灯を設置したい」という相談が電材ランドに寄せられます。
人感センサー付き回転灯は、人や動物などの熱源の動きを検知すると、赤色回転灯が点灯し、機種に応じてブザーや音声が作動する機器です。侵入者を光や音で威嚇すると同時に、周囲の人へ異常を知らせる用途に使用できます。
電材ランドでは、人感センサー付き赤色回転灯を累計800台以上販売しています。太陽光発電関連事業者からも10台単位でご注文いただいており、太陽光発電所の防犯対策としても実際に選ばれている機器です。
導入にあたって注意したいのが、人感センサーの特性です。センサーを設置する向きや周囲の環境によっては、人を検知しにくくなったり、植物や小動物などの影響で作動したりすることがあります。この記事では、太陽光発電所の防犯対策としてご案内することが多い3タイプの違いと、購入前に確認しておきたい設置条件を解説します。
第1章:太陽光発電所で回転灯を使用する目的
人感センサー付き回転灯が担う役割は、主に次の二つです。
  • 侵入者に光や音で警告し、その場からの退去を促す
  • 回転灯や警報音によって、周囲の人に異常を知らせる
太陽光発電協会の「太陽光発電所(1MW未満)向け災害・盗難対策ガイドライン」でも、ケーブル盗難への対策例として、侵入を検知して音や光で威嚇する方法が挙げられています。
人感センサー付き回転灯による侵入者への威嚇と周囲への異常通知
第2章:電源・音・納期で選ぶ3タイプ
最初にAC100V電源を確保できるか確認する
主にご案内している3タイプは、いずれもAC100Vコンセントプラグ付きです。使用する場合は、設置予定場所まで電源を確保できるか確認してください。
AC100V電源を確保できない場合は、ソーラー電源式も選択肢になります。ただし、ソーラー式回転灯の充電用パネルには、一年を通して十分な直射日光が必要です。
音の要否と納期から機種を選ぶ
タイプ 選ぶ目安 音・納期の注意点
ブザーなし・VL12R型 光による威嚇・通知を行いたい 音による警告はできない。短納期
70~90dBブザー付き・VL12R型 光とブザーで知らせたい 音量調整はできるが完全消音はできない。短納期
最大105dB音声付き・VL12V型 強い警告や、言葉による退去案内が必要 受注生産品で、通常は注文後2~3週間程度
住宅などが近い場合は、音量や作動時間による周辺への影響も考慮します。周囲に建物が少なく、音による強い警告が必要な場合は、ブザー付きや大音量音声付きを検討します。
最大105dBの音声付きでは、侵入を検知したことや退去を求めるメッセージを再生できます。電材ランドの防犯用途では、女声よりも男声のメッセージが選ばれる傾向があります。
広い発電所では、一台で敷地全体をカバーできるとは限りません。敷地面積だけで台数を決めず、検知したい侵入経路と、光や音を届けたい範囲を確認して配置を検討します。
電源方式や音の有無からほかのタイプも確認したい方は、人感センサー付きLED回転灯の一覧もご覧ください。
第3章:設置前に確認する5つのポイント
人感センサーは、人だけを見分ける機器ではありません。赤外線によって、検知エリア内の温度変化を捉えています。この仕組みを踏まえて、次の5点を確認してください。
1.検知エリア内に植物や小動物が入らないか
人感センサーは、風で揺れる植物、小動物、水蒸気、雨などの影響で作動する場合があります。太陽光発電所では、設置後に伸びた雑草や枝葉が検知エリアへ入り込む可能性もあります。
センサーの正面に植物が入らない向きに設置し、周辺の草刈りや枝葉の管理を行ってください。検知範囲が広すぎる場合は、付属のマスキングシートで範囲を狭めることもできます。
2.太陽光や反射光が正面から当たらないか
直射日光やその反射光、車のヘッドライト、外部照明などがセンサーへ直接当たると、誤作動の原因になります。
設置位置を決めるときは、その時点の光の向きだけでなく、時間帯による太陽の動きも考慮します。車両が通る場所では、ヘッドライトがセンサーの正面を照らさないかも確認してください。
植物、小動物、太陽光や反射光によって人感センサーが作動する例
3.侵入者がセンサーを横切る配置になっているか
人感センサーの検知エリアは放射状に広がっています。侵入者がセンサーの前を左右に横切る動きは検知しやすい一方、センサーへ向かって正面から近づく動きは温度変化が小さく、検知が遅れたり、検知しなかったりする場合があります。
入口や通路の正面へ向けるだけでなく、想定する侵入経路を人が横切る向きに調整してください。設置後は、実際の侵入経路を歩いて動作を確認します。
人感センサーが検知しやすい横切る動きと検知しにくい正面から近づく動き
4.最大検知範囲だけで台数を決めていないか
対象機種の検知範囲は最大約7m、水平約180度ですが、周囲の温度や環境によって変化します。特に夏場は、外気と人体との温度差が小さくなり、検知範囲が狭くなることがあります。
カタログ上の最大範囲だけを基準にせず、検知したい場所で動作を確認してください。敷地が広い場合は、侵入されやすい場所や守りたい場所を整理して配置を検討します。
5.雨や水滴の影響を受けにくい場所か
対象機種の保護特性は、正方向に取り付けた状態でIP23です。屋外で使用できますが、どの方向から水をかけても問題がない防水構造ではありません。
また、センサーの検知面に水滴が付着すると、人などによる温度変化を正しく捉えられず、検知しにくくなったり、誤作動したりすることがあります。できるだけ雨風や直射日光が直接当たりにくい場所を選び、正しい向きで取り付けてください。
特にセンサー部分を回転灯本体から分離して設置する場合は、水滴の影響を受けにくい位置を選び、配線接続部にも適切な防水処理を行う必要があります。
人感センサーの検知面が乾いている状態と水滴が付着した状態の比較
「感度調整」は検知距離の調整ではない
センサーにある「感度調整」は、人や動きを検知する強さを変える機能ではありません。どの程度の周囲の明るさでセンサーを作動させるかを調整する機能です。
誤作動が発生したときに、このつまみを下げても検知範囲は狭くなりません。センサーの向き、周囲の植物や光、マスキングシートの使用などを確認する必要があります。
設置後は、実際に使用する時間帯と侵入経路で動作を確認し、必要に応じてセンサーの向きや検知範囲を調整してください。詳しい注意事項は、人感センサー仕様の取扱説明書でも確認できます。
第4章:回転灯だけでは不足する場合
次のような対策まで必要な場合は、防犯カメラや遠隔監視システム、機械警備などとの併用を検討してください。
  • 侵入時の映像を記録したい
  • 管理者のパソコンやスマートフォンへ通知したい
  • 人と小動物を判別したい
  • 広い外周をできるだけ死角なく監視したい
  • 異常発生時に警備員の駆け付けを依頼したい
太陽光発電所は無人で、周囲にも人が少ない場合があります。回転灯や警報音が作動しても、それに気づく人がいない環境では、遠隔通知や映像記録を組み合わせる必要があります。
各防犯機器の役割については、「防犯に回転灯は効果がある? センサーライト・防犯カメラとの違いと最適な使い方」でも詳しく解説しています。
第5章:太陽光発電所向け回転灯の機種選定をご相談ください
お問い合わせの際は、次の内容を分かる範囲でお知らせください。
  • 設置場所までAC100V電源を確保できるか
  • 光だけか、ブザーや音声も必要か
  • 購入を検討している台数
  • 希望納期
電材ランドでは、電源方式、音の有無、希望納期に応じて、ブザーなし、90dBブザー付き、最大105dB音声付きの違いをご案内し、機種選びをお手伝いします。
AC100V電源を確保できない場合は、ソーラー電源式も選択肢になります。ただし、充電用パネルには一年を通して十分な直射日光が必要です。
盗難被害後で早急に導入したい場合は、在庫や納期も含めてお問い合わせください。
電話:045-833-8270
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