防犯対策の基礎知識
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- 防犯対策の基礎知識
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- 侵入窃盗の認知状況の推移から
- 近年の設備などにおける盗難状況
- 変化する盗難事例
侵入窃盗の認知件数は、平成15年以降減少に転じ、
平成26年は93,566件、前年比-12.8%と12年連続で
減少しています。また、このうち住宅対象侵入窃盗は、
平成16年以降減少しており、平成26年は48,120件で
前年比-16.7%と、同じく連続して減少しています。
しかしながら、一日当たり約132件もの侵入窃盗は発生しており、多くの方が被害に遭われています。
■盗難の被害にあう現場
太陽光パネルの設置場所、建設中の現場、資材置き場、倉庫、マリーナ、畑、一般家庭など様々な場所が被害に遭われます。
■盗まれる部材
太陽光パネルやケーブル、電線、銅線、鉄板、鋼、鋼管、チェーン、
溝蓋、ステンレス製車止め、ポール、くさり、農業用機器や、船舶、
一般車両、金品、アルミホイールなどが狙われます。
近年では材料資源の高騰や、組織化した窃盗団などの増加に関係し
資材や大型車両などのも盗難も増えています。変化する状況に応じた
防犯対策を検討することが重要になってきています。
○大津市内の民家の軒下に保管していた銅線約200キログラムが盗難被害にあった。
○長浜市内から湖北町までの琵琶湖岸沿いに設置されている水門への車両等の侵入を防止するため、ポールで支えて張っていたステンレスチェーン23カ所約215メートルが盗難被害にあった。
○高月町の資材置き場から銅線が盗難被害にあった。
○野洲市内のリサイクル作業場から電線が盗難被害にあった。
近年の材料資源の高騰の関係し、金属製の物品や金属を
主原料とする物品を対象とした、転売目的と思われる
盗難事件も増えています。
犯行の手口は、深夜時間帯に工事現場や資材置き場の鋼材や
部品等がねらわれ、対象が民家ですらなるといったものです。
○太陽光発電設備などの盗難は2013年あたりから顕在化し、
例えば滋賀県では、1年間で11件のメガソーラーにおける盗難が発生し送電用のケーブルなどが盗まれました。
○2013年、茨城県にあるメガソーラーの建築現場では、
太陽光発電パネルが138枚盗まれる事件も起こっています。
○2014年の滋賀県で起きたあるメガソーラーの窃盗では、
2.8km分ものケーブルが盗まれました。
また、工事中の場合、パネルや架台などもねらわれます。
太陽光発電設備がねらわれる理由として、まず太陽光発電の設置される場所的な要因が大きいですが、
同様の状況にある資材置き場や、マリーナ、畑、一般家庭なども注意が必要です。
・人里離れた場所に設置されている。
・人目がつきにくい屋外で、侵入を阻止することも難しい。
・侵入される対象となる範囲が広いため、対策が立てにくい。
防犯の為に、防犯製品や、警備会社との契約、盗難保険への加入など
高額なものから簡易なものまで多種様々な方法がありますが、
守るべき対象の価値を超えてしまっては本末転倒です。
「誰」から「何」を「守る」のかを明確にし、適切な防犯対策と処置で、
最大限の効果を発揮させていくことが重要です。
- それでも、もし盗難被害にあったらどうすればいいか!!
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- 被害後にすべきこと
- もし被害に遭ったらどうすれば!!
- もし被害に遭ったらまとめ
被害後の対応例として
侵入窃盗における空き巣被害に遭われた場合を例にご説明いたします。
盗難被害に遭われた際、実際に行うべき対処方法を述べさせていただきます。
(1)被害を発見した時刻を記録する
犯行はいつ行なわれたか、また犯人は単独なのか複数なのか、
私たちには分かりません。
被害現場を発見した段階で私たちに、できる事は、
できるだけ
確実な情報を揃える事です。
まず最初にする事は、被害を発見した時刻を明確に記録する事です。
後々行われる警察の捜査では、貴重な判断材料となります。
(2)すぐに被害状況を警察に連絡する
警察への連絡は被害発見直後に行う必要があります。
被害に遭われた際は、一刻も早く確認したいのは分かります。
が被害が少なく、警察に届けようか迷っているうちに時間が経って
あきらめてしまう事もあると思います。
ですがまだ近くに犯人がいる可能性もあり、行動を見張られているかもしれません。
「ここは通報しない」と思われたら、さらに二次被害に遭う可能性があるります、通報は早く必ずする。
さらに付け加えますと、通報はする際は、
被害現場にある固定電話等はは避けて起きましょう
被害状況に手を加えないことが、警察にとってメリットになります。
(3)警察が来るまで盗難現場には手を触れない
驚きと焦りで、つい盗難現場の物を触って被害状況を確認したくなりますが、
後々の警察の実況見分では、指紋採取があります
保険金目当ての虚偽の通報ではないかと1番最初に
被害者が疑われるのは仕方が無いことです。
その為、警察の方には、被害に遭った現状をそのまま提供する事が、
警察の方、もちろん被害者の方にもベストです。
(4)警察で盗難届出証明書を発行してもらう
実況見分が終わると、警察から「盗難届出証明書」がもらえます。
キャッシュカードやクレジットカードなどの不正利用防止、盗難保険の申請や
健康保険証などの様々な再交付を受ける時に必要となります。
特にキャッシュカードやクレジットカードなどは、不正利用された場合、
被害額が補償される可能性があります。
自分の受けた被害、損害を確認し、警察から「盗難届出証明書」を発行してもらい、
不正利用防止対策や盗難保険の再申請、身分証明書の再交付を受けましょう。
その他に、忘れがちな貴金属、印鑑、パスポート、運転免許証など盗まれていないかの確認も必要です。
※特に合鍵などの場合は大きな問題です。
その日のうちに鍵を取り替えるなどの対策が必要となります。
1.被害を発見した時刻を明確に記録する
2.すぐに簡単な被害状況を警察に連絡する
2.警察が来るまで家の物には手を触れない
3.警察に盗難届出証明書を発行してもらう
この様に被害に遭われると資材や、金品が奪われるだけでなく、
被害後にも、警察への通報、現場検証、
鍵や窓を新たに作成など被害現場の復旧、
クレジットカード等の場合は不正利用防止の手続き
さらにクレジットカードなどは、申請した段階で使えなくなり、再交付するまで待たなければなりません。
日頃から侵入盗難に対して油断しない心だけではなく、防犯対策を実行にうつしておく必要があります。
- それではどうやって防ぐ?防犯対策
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- 窃盗犯の心理
- 狙われないための防犯対策
- 補足
「防犯」とは、「防ぐ」「犯罪」と書きます
防ぐ為には何をすべきか、侵入者の心理を学ぶことも大切です。
侵入者の嫌がること、窃盗犯に目を付けられないということが最高の防御方法です。
それでは窃盗犯が侵入に手間取り、侵入をあきらめるまでの
時間はどのくらいでしょうか
元窃盗犯に、アンケートをとったところ
(財)都市防犯研究センターの資料より抜粋
「2分であきらめる」と答えたのは約17%、
「2分は超えるが5分以内にあきらめる」と答えたのは約51%
つまり、窃盗犯の攻撃に対し建物が「5分」耐えることができれば、
約70%の窃盗犯が侵入をあきらめるということになります。
窃盗犯にとって1番大切な事は
「侵入すること」や「お金を取ること」ではありません、
それは「すばやく安全に逃げ切ること」なのです。
そういった状況を踏まえ、侵入者が嫌がることが大きく分けて4つあります。
①目
窃盗を行おうとする者は、ほかの人の「目」を気にします。
見られていることを意識させることが重要です。
これには防犯カメラなどが有効です。
②耳
これもほかの人の目を意識する窃盗犯の心理を利用したものです。
の窃盗犯が侵入する際に、声や音を、周囲に広く知らせ、
犯行を行おうとする気持ちをそぎます。
これにはブザーなどが有効です。
③光
窃盗を行おうとする者は、明るい場所を敬遠します。
これは、侵入や犯行を見られることを恐れているからです。
そのため、犯人が近づいたときに、光を点灯させることも
犯人の犯行を行う気持ちを弱めることが期待できます。
これには回転灯、センサーライトなどがあります。
④時間
さらに、侵入に時間がかかることを窃盗犯は恐れます。
これには、防犯への対策が徹底しているということを侵入者に認知させることが効果的です。
防犯対策を侵入者に意識させることは、
侵入を考えさせないリスクを意識させることにあります。
・無事、侵入しても第2の「措置」があるかもしれない
・時間かかれば、周囲の目にさらされ警察に捕まるリスクが高まるのでは
と感じさせるわけです。
そうなれば、他にも侵入対象はあるのに
危険を感じる、その場所を、わざわざ狙う必要はありません。
目標変更してしまうことが、侵入者にとっては安全な訳です。
これらの4つを効果的に実行し、侵入者に意識させていくことが重要です。
せっかく製品を設置しても、場所の状態によっては、
窃盗しやすい場所であると印象を与えてしまう場合があります。
例えば、雑草が伸び、鳥のフンなどの汚れが目立つような環境にしておくと
人が訪れない場所、窃盗しやすい場所と印象を与えてしまいます。
逆に雑草などが常にきれいに刈り取られ、定期的に清掃されているような設備の場合、
人が定期的に来ている場所として認識され、窃盗がしにくい場所と印象をあたえます。
また安価なタイプのダミーのカメラなどにより、
窃盗犯を威嚇する方法もありますが
逆に防犯対策に本気で取り組んでいないのでは?と思われ、
逆効果になる場合もありますので注意が必要です。
- 防犯対策へのパッシブ(人感)センサー
-
- 人感センサーについて
- 人感センサー付き回転灯の効果
- センサー目次
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・人感センサー付回転灯製品比較表
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・よくわかるセンサー
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・センサー検知イメージ
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・防犯対策へのパッシブ(人感)センサーとは
-
・人感センサー各パーツの役割り
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・人感センサーの注意点
人感センサーとは、人や動物などの温度をもつものなどの温度変化を検知するセンサーです。
検知の仕組みは、外気温が基準になり、外気温±の温度差を持つ熱源が検知エリア内に入ったときに検知します。
■防犯対策に
・光による防犯は窃盗犯、侵入者に対して威嚇効果が高いです。
・センサーライトなど光を発する製品などもございますが、
光で周囲を警戒させる効果においては、パトカーや救急車などでも
使用されている回転灯は、最も優れている製品であるといえます。
■24時間見張れない場所にも
・回転灯は停止していても、センサーは常時、作動し
ていますので、目が届きにくい場所、人目につきにくい場所
たとえば倉庫周辺や車庫など、空き巣や不審者対策に、
お住まいの勝手口や裏口周辺などに取り付けられるのも
センサー付きの回転灯は、おススメです。
■必要な時に威嚇、もちろん省エネにも
・センサー式のタイプは自動で点灯・消灯するので不要な電力を使いません。